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現在では土や砂を使用した蟻の飼育道具は使われているの?
最初のページでもお話したように、蟻の飼育が流行ってなかった時代に、初めて登場したのが透明なケースに土を入れて働きアリが穴を掘って穴の通路を見て楽しむことでした。その時はまだ女王蟻から飼育するということはなく、たぶん土以外の飼育道具がなかったのだと思います。その後世界的に蟻の飼育が趣味として広まると同時にいかに長期間にわたり女王蟻を飼育できるのか知識や技術が開発されていったのでしょう。それでは現在、土や砂を使用した飼育道具は販売されているのでしょうか?私が調べた限り見当たりませんでした。
自然界の土はバランスが上手に保たれている。自宅内での土は雑菌や蟻の飼育に必要な要素が崩れている!
それはなぜかというと女王蟻の飼育することに土や砂が不向きであり、菌や雑菌ばかりではなく、穴が崩れてしまったり掃除も出来ないため、長期間の飼育には不可能だからです。似たような商品にアントアクアリウムというジェル状の商品はありますがこの商品は穴を掘るところを観察することが目的であり、1か月もしないうちに土と同様に雑菌の巣窟になってしまいます。なぜ外の土で生きている蟻や女王蟻が自宅で土はダメなのでしょうか?それは水分・換気・温度・湿度・善玉菌や様々な菌など色々なバランスが自然の広大な土を豊かにしてくれているからです。自宅内での土はそれは不可能なのです。
女王蟻を飼育したい場合は今では土や砂は使用しないように気を付けてください。穴掘りのみを観察したい場合は土でもかまいませんが、社会性昆虫の蟻たちの生活を長期間にわたって観察したい場合は今は石膏やアクリルなどのアリの巣を形どった商品がお勧めです。
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