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・蟻の飼育ケースを知ることは女王蟻を死なせないことに通じる
先ほどの蟻の飼育ケースの種類について説明しましたが、蟻の飼育ケースの素材や形状は沢山あり様々な種類があります。初心者であれば、混乱してしまうと思うでしょう。私も初めて蟻の飼育をした頃は、「とりあえずこれで」という感じで安易で使用してましたが失敗ばかりで何が原因なのか分かりませんでした。そこで各飼育ケースの素材や形状による違いと飼育する蟻との関係を述べたいと思います。
・日本で最も人気のある素材、石膏飼育ケースについて
日本で最も多い石膏を使用した飼育ケースです。上部の写真は横置き型となりますが、その他にも縦置き型の飼育ケースや様々な形状の石膏飼育ケースがあります。なぜ日本で石膏飼育ケースが多いのか。石膏はまず簡単に自分で色々な形に作りやすくオリジナルの蟻の飼育ケースを作ることができます。また石膏もホームセンターなどで安価で買うことが可能ですので人気がると思います。
また、石膏は水分を十分に吸収することができるので土の中で住んでいる女王蟻や働き蟻にとって湿度管理が楽だと言えるでしょう。しかしメリットは、湿度が多い為に結露が多く発生しやすく、観察にはあまり向いてない点があります。また石膏はすぐに蟻の糞や尿、その他で汚れてしまい雑菌が増えやすいので交換する頻度が多くなります。一度汚れた石膏は洗っても完全には除去できない為、見た目も悪く新しく作り直す必要もあるかもしれません。石膏の一番の特徴は湿度が十分であり蟻たちの環境の点で言えば安心かもしれません。
・アクリルを使用した蟻の飼育ケース
最近、日本でも多くなってきているのが、アクリルを使用したアクリル飼育ケースです。
アクリルのいいところは、半永久的に使用できることです。汚れても洗えばは綺麗に使用することも可能です。またデザインも色々と種類がありインテリアとしても最適な形状が沢山あります。アメリカやヨーロッパでも使用されていますが、特にアジアで多く使用されています。デメリットとしては石膏と違って、水分を吸収しないのでスポンジなどで湿度を保たなければなりません。その分、湿度管理は多少しっかりと管理しないとならないことです。ただ結露がおきにくい為、観賞用には最適な飼育ケースとなります。
・特殊な発砲剤により気泡が多い計量コンクリートを使用した飼育ケース
主にアメリカ方面で流行っている飼育ケースです。アメリカでは蟻の飼育は上部にジオラマを作成して自然に似せて作るのが楽しみで蟻を飼育している方が多いようです。その素材として特に使用されているのが蟻の巣の部分を発砲性の特殊なコンクリートを蟻の巣ように削って作るのが主流です。
蟻の飼育がメインであるけれど、それに加えて色々な風景を作成するのが流行のようです。
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